「ごめん、連絡してなくて…。さっきまで北斗くんと一緒にいたから大丈夫。それより、琥珀たちは?」
「今年の神王祭の方法に納得してない生徒たちが琥珀先輩を殴り込みに行ったらしくて、琥珀先輩がうまく誘導して今はこの中で喧嘩してる。誰も中に入るなって鍵かけられちゃって。琥珀先輩とあと世那先輩が中で相手してるんだけど、相手の人数三十人くらいいて。そんな人数二人で敵うはずないじゃん。だから心配なんだけど、中も入れないし…」
「先生に鍵借りようと思ったんだけど、体育館の鍵は一個しかなくて開けられねぇんだよ」
心虹と角刈りの話を一緒に聞いていた北斗くんが、体育館の裏の方に回っていった。
「北斗くん…?」
ついていくと、近くにあった木をつたって少し上にある窓に飛び乗った北斗くんが、鍵がかかっていなかったのか難なく窓を開けて中に入っていった。
「…え、星奈!何してるの、危ないよ!」
「ちょっと行ってくる!」
追いかけてきた心虹と角刈りの制止も聞かずに、北斗くんの真似をして中に入る。
窓の下は体育倉庫だったみたいで、マットの積まれている上に飛び乗り下に着地する。
「今年の神王祭の方法に納得してない生徒たちが琥珀先輩を殴り込みに行ったらしくて、琥珀先輩がうまく誘導して今はこの中で喧嘩してる。誰も中に入るなって鍵かけられちゃって。琥珀先輩とあと世那先輩が中で相手してるんだけど、相手の人数三十人くらいいて。そんな人数二人で敵うはずないじゃん。だから心配なんだけど、中も入れないし…」
「先生に鍵借りようと思ったんだけど、体育館の鍵は一個しかなくて開けられねぇんだよ」
心虹と角刈りの話を一緒に聞いていた北斗くんが、体育館の裏の方に回っていった。
「北斗くん…?」
ついていくと、近くにあった木をつたって少し上にある窓に飛び乗った北斗くんが、鍵がかかっていなかったのか難なく窓を開けて中に入っていった。
「…え、星奈!何してるの、危ないよ!」
「ちょっと行ってくる!」
追いかけてきた心虹と角刈りの制止も聞かずに、北斗くんの真似をして中に入る。
窓の下は体育倉庫だったみたいで、マットの積まれている上に飛び乗り下に着地する。

