あれは夢…なんかじゃなかったよね?
私、琥珀に告白されたんだ…。
「星奈ちゃん」
「へ?あ、北斗くん」
必死に熱のこもっている頬を手で仰ぎながら冷ましていると、北斗くんがにこっと微笑みながら近づいてきた。
「聞いたよ。今年の神王祭で琥珀がトップになったら、付き合ってほしいって言われたんだって?」
「え!?ちょ、しーっ!」
慌てて北斗くんの口を塞ぐ。
幸い、周りは私たちのことなんて気にもしていないのか誰も聞いている人はいなかった。
「ごめんごめん。でも、よかったね…なんて俺は言わないよ。だって俺、琥珀に負けるつもりないから。いつも琥珀を一番に考えて琥珀のためだったら俺は二番でもなんでもいいって思ってたけど、今回だけは負けられない。俺が一番になることで琥珀と星奈ちゃんが付き合うことを避けられるなら、俺も頑張らないとね。俺だって何もしてないのに諦めるだけなんてしたくないから」
私、琥珀に告白されたんだ…。
「星奈ちゃん」
「へ?あ、北斗くん」
必死に熱のこもっている頬を手で仰ぎながら冷ましていると、北斗くんがにこっと微笑みながら近づいてきた。
「聞いたよ。今年の神王祭で琥珀がトップになったら、付き合ってほしいって言われたんだって?」
「え!?ちょ、しーっ!」
慌てて北斗くんの口を塞ぐ。
幸い、周りは私たちのことなんて気にもしていないのか誰も聞いている人はいなかった。
「ごめんごめん。でも、よかったね…なんて俺は言わないよ。だって俺、琥珀に負けるつもりないから。いつも琥珀を一番に考えて琥珀のためだったら俺は二番でもなんでもいいって思ってたけど、今回だけは負けられない。俺が一番になることで琥珀と星奈ちゃんが付き合うことを避けられるなら、俺も頑張らないとね。俺だって何もしてないのに諦めるだけなんてしたくないから」

