「…でもさ、それって誰にでもトップになれる可能性が上がったってことじゃないの?こんなに人がいるのに自分が一番強いって堂々と言える人は一体何人いるの?たったの一人しか選ばれないんだよ?自分が全校生徒を倒せると本気で思ってんの?でも、今回の神王祭だったら力は関係ないから自分についていきたいって思わせればいいんだよ。難しいかもしれないけど、たとえば困ってる人がいたら助けてあげるとかゴミ拾いしたりとか?そういう小さいことでも人の心って案外簡単に動くものだから。それだったら誰にでも可能性があって、誰がなってもおかしくないでしょ?それってめっちゃ楽しそうじゃん」
「ふっ、あはは!たしかに、星奈の言う通りだね」
「なるほど…。たしかに上には三獣士っていう化け物がいるんだよな。喧嘩で勝てる自信はねぇけど、今回の方法だったら俺にもチャンスがあるってことか!」
「俺も喧嘩はあんまり強くないけどこんな俺でもトップになれるかも…?」
「よっしゃあ、俺こそがトップにふさわしいと思わせてやるぞ!」
会話を聞いていたのか周りのクラスメイトたちもやる気を取り戻したようだった。
–––「今年の神王祭でトップになったら、俺と付き合ってほしい。返事は神王祭が終わってから聞かせろ」
「…っ」
ふと、校外学習の時に言われた琥珀の言葉を思い出してしまい、頬が熱くなってくる。
「ふっ、あはは!たしかに、星奈の言う通りだね」
「なるほど…。たしかに上には三獣士っていう化け物がいるんだよな。喧嘩で勝てる自信はねぇけど、今回の方法だったら俺にもチャンスがあるってことか!」
「俺も喧嘩はあんまり強くないけどこんな俺でもトップになれるかも…?」
「よっしゃあ、俺こそがトップにふさわしいと思わせてやるぞ!」
会話を聞いていたのか周りのクラスメイトたちもやる気を取り戻したようだった。
–––「今年の神王祭でトップになったら、俺と付き合ってほしい。返事は神王祭が終わってから聞かせろ」
「…っ」
ふと、校外学習の時に言われた琥珀の言葉を思い出してしまい、頬が熱くなってくる。

