ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

私はこっちでも安定した職には就かずに、いくつかのバイトを掛け持ちしながら生活費を稼いでいた。



地元に戻ってきてからは毎日琥珀のことを思い出していた。


時間が経つにつれて忘れられると思っていたのに、この街に戻ってきただけであの頃の想いが全部私に返ってきた。


だけど今更会いに行くことなんてできるわけもなく、琥珀がプリンを好きだと言っていたことを思い出してプリンが美味しいと有名なカフェでいくつか働いていた。


いつか食べにきてくれたらいいな、なんてそんな未練がましい毎日を送っていたある日のことだった。



「…あれ、これ…私の元高校の生徒手帳?」


「え、それ美来ちゃんの通ってた高校の子?さっきまでかっこいい男の子二人といた美少女の女の子の落とし物なんだよね。本当顔面偏差値高かったんだよー」



うちのヤンキー高校に入るような女の子なんて珍しい…。


いや、それよりももしかしてそのかっこいい男の子って琥珀なんじゃ…。



「ああー…」