そんな感じで琥珀との出会いは実に最悪だった。
それからもよく愛武の家にクラスメイトたちと遊びに行くことが増えたけど、顔を合わせては毎回喧嘩の繰り返しだった。
…だけどそれが、少し楽しかったりもした。
素を出し合って全力でぶつかれるこの関係が心地よかった。
「…あ?なんだ、今日は美来だけか?」
「悪かったね、私だけで。愛武は用があるらしくて先に家行ってろって鍵預かったの。クラスメイトたちはみんなでカラオケ行ってる。私は愛武んちのでっかいテレビで昨日配信された恋愛ドラマ観たくてね」
「はあ?おまえもカラオケ行けよ」
「やだねー。あいつら声でかいだけでうるさいんだもん」
何回か貸してもらっている愛武の家のテレビの操作の仕方はもう大体と覚えているため、勝手にいじらせてもらう。
ふと、ソファに寝転がって琥珀はまた漫画の続きを見始めたみたいで、家の中が静かになる。
…そういえば、いつも必ず愛武や琥珀の親友である北斗が一緒にいたから、琥珀と二人きりになることなんて初めてだ。
それからもよく愛武の家にクラスメイトたちと遊びに行くことが増えたけど、顔を合わせては毎回喧嘩の繰り返しだった。
…だけどそれが、少し楽しかったりもした。
素を出し合って全力でぶつかれるこの関係が心地よかった。
「…あ?なんだ、今日は美来だけか?」
「悪かったね、私だけで。愛武は用があるらしくて先に家行ってろって鍵預かったの。クラスメイトたちはみんなでカラオケ行ってる。私は愛武んちのでっかいテレビで昨日配信された恋愛ドラマ観たくてね」
「はあ?おまえもカラオケ行けよ」
「やだねー。あいつら声でかいだけでうるさいんだもん」
何回か貸してもらっている愛武の家のテレビの操作の仕方はもう大体と覚えているため、勝手にいじらせてもらう。
ふと、ソファに寝転がって琥珀はまた漫画の続きを見始めたみたいで、家の中が静かになる。
…そういえば、いつも必ず愛武や琥珀の親友である北斗が一緒にいたから、琥珀と二人きりになることなんて初めてだ。

