ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

とぼとぼとホテルの廊下の角を曲がると、ちょうど向こう側から曲がってきた人とぶつかってしまい床に尻もちをつく。



「…何浮かない顔してんの?らしくない」


「へ…っ」



ぶつかってきた相手、榊世那にぐいっと腕を引かれ立たされる。



「あ、ありがと…。あ、そうだ。琥珀見なかった?」


「琥珀?見てないけど。なんで?」


「え、えっと、話したいことがあって…」


「ふぅん。それより足の怪我、もう大丈夫なの?」


「あ、うん!痛みも引いてきてるから、大丈夫だよ。じゃあ私行くね」



早く琥珀を探しに行こうと榊世那の横を通り過ぎようとすると、ぱしっと腕を再び掴まれた。



「もう行くの?」