ヤンキーくんたちに溺愛されてます!

本当は、まだ好きなのに。


毎日好きが更新されているのに…。



「星奈はさ、“好きになった人に忘れられない人がいて、その人とよりを戻しそうだから私は二人の幸せを願って身を引きました”っていういい当て馬キャラを演じてるんじゃないの?でもさ、それって星奈は何かしたの?この人を好きになってよかったって思えるほどのことをした?自分が傷つくのを怖がって何もしていないのに当て馬ぶってるけど、それ当て馬にすらなれてないよ。そんなんでいいの?今しかない高校生活の中でヒロインになってやろうって、星奈だったらそう思うんじゃないの?」



…私、何かした?


琥珀が好きだと気づいた瞬間に失恋した気になって、琥珀の気持ちも聞かずに勝手に決めつけて諦めようとして、一体何をしていたの?



「…美来さんが羨ましかった。私よりも先に琥珀と出会えて、好きになって大切にしてもらった過去があって…私にないものを、これからも手に入れられないものを持っている美来さんが羨ましくて嫉妬した…。敵わないなって勝手に決めつけて、自分が傷つかない道を選んだ。でも、まだ何も伝えてないのに何もできてないのに、二人がよりを戻すなんて嫌だ…っ」


「…うん。じゃあ星奈がすることは一つじゃん」



涙目の私の頭に手を置いた心虹が優しく笑った。



逃げないでこの恋と向き合うこと。


たとえ傷ついたとしても、何もしないで後悔するよりやって後悔する方が絶対にいいから。