目が覚めた時、私は見知らぬ部屋にいました。
周りは薄暗くて豆電球が天井から下がっています。
横になっている場所は布団の上でしたけれど、あまりにペタンコなので体のあちこちが痛くなっていました。
上半身を起こしたところで部屋の中もうひとり人がいることに気がついて「うわぁっ」と、声を上げてしまいました。
相手の顔が毛むくじゃらに見えて、猿人を思い出したからです。
だけどよく見てみると顔に毛が生えているのではなくて、顔が真っ黒に煤けているのです。
「おはよう」
ニッコリと笑いかけてくれた真っ黒な顔の子は、私と同年代くらいの女の子でした。
言葉は関西訛りです。
「お、おはよう……。ここはどこ?」
どうやらこの部屋は二人部屋のようですけれど、とても狭いです。
用務員室の半分くらいしかありません。
女の子と私が横になったら、もう部屋のスペースはほとんどなくなってしまいます。
「ここは地下施設やよ」
「地下?」
周りは薄暗くて豆電球が天井から下がっています。
横になっている場所は布団の上でしたけれど、あまりにペタンコなので体のあちこちが痛くなっていました。
上半身を起こしたところで部屋の中もうひとり人がいることに気がついて「うわぁっ」と、声を上げてしまいました。
相手の顔が毛むくじゃらに見えて、猿人を思い出したからです。
だけどよく見てみると顔に毛が生えているのではなくて、顔が真っ黒に煤けているのです。
「おはよう」
ニッコリと笑いかけてくれた真っ黒な顔の子は、私と同年代くらいの女の子でした。
言葉は関西訛りです。
「お、おはよう……。ここはどこ?」
どうやらこの部屋は二人部屋のようですけれど、とても狭いです。
用務員室の半分くらいしかありません。
女の子と私が横になったら、もう部屋のスペースはほとんどなくなってしまいます。
「ここは地下施設やよ」
「地下?」



