しかし、その願いは叶わなかった。
「え? 慎司君、帰って来てないの?」
「そうなの。 もう一週間になる…って、あ、一華ちゃん、そこ違う。」
「えぇー…。 遊園地に来てまで課題とかしたくない!」
「でもこれ提出しないと、教授が単位あげないって言ってたよ。」
慎司君は出張に行ってくるとだけ書き置きを残し、まだ帰ってきていない。その間に遊園地の話があれよあれよと進み、
「静香ちゃん!」
「あ、慶人君…と、高橋君?」
遊園地には私、一華ちゃん、慶人君、それから慶人君の友人で行くことになったけれど…
「お久しぶりっす。」
「健なら静香ちゃんも気兼ねなく楽しめるかなって。」
「ちょっと慶人君? 私もいるんですけど。」
「あれ? 一華ちゃん、何してるの?」
現れたのは、慎司君の友達でもある高橋君だった。
高橋君だったら、慎司君のこと、何か知ってるかな?

