恋は揺らめぎの間に




【作戦ファイルその3・デートする】



「やっぱりちゃんとデートをするのはどう?」



慶人君は色々と近場のデートスポットをあげてくれる。



「映画でもなんでも、二人だけでお出かけしたらいいと思うな。」

「そうよね…。 静香達って、本当は色々あってからの同棲なのに、先に一緒に住んじゃってるから、逆にそういうのがいいかもしれない。」



確かに、とみんなで頷く。

家で顔を合わせるし、お休みの日はゆっくりしているし、デートらしいデートは付き合ってからはまだしていない。いい機会かもしれない。



「慶人よく優待券持ってるじゃん? 何かないの?」

「あるにはあるよ。」



何故そんなものがあるのか聞いてみれば、株に手を出しているとか。



「水族館とかどうかな? せっかく貰ったから行こうよって、誘ってみたらいいよ。」

「いいの…?」



慶人君は頷く。



「本当は僕が静香ちゃんと行きたかったけど。」

「それはまた今度みんなで行こうぜ。」



高橋君が慶人君の肩を叩いた。