恋は揺らめぎの間に




「付き合ったらすることと言えば、とりあえずデート?」



高橋君が首を傾げながら言う。



「それから手を繋ぐ。 手は繋いだことあるのよね?」

「うん。」

「繋ぐっていっても、こうだよ?」



向かいに座っていた慶人君の手が伸びてきて、すっと私の左手に指を絡めてきた。そのままぎゅっと私の手を握り、いたずらっぽくふっと笑う。



「恋人繋ぎ。」

「!?」

「やめろ慶人! 俺がまた投げられるだろ!?」

「なにそれ高橋。 どういうこと?」



楽しそうな慶人君を高橋君が私から引き離す。

でも、言われてみればこんな繋ぎ方はあまりしないかも…と手を見つめた。



「どういうシチュエーションで繋けばいいの?」 

「繋ぎたいなと思った時に。」

「私はおねだりしたりする時とか、色んな時に。」



みんなは作戦を立てよう!と、付き合ったらすることをどういう方法でするかまで考えてくれた。私は早速家に持ち帰り、実行に移すことにした。