恋は揺らめぎの間に




GWも終わり、段々と暑くなる日々。美味しいご飯と涼を求めて今日も食堂は人がいっぱいだった。高橋君が希望した第二食堂は改装して間もなく、おしゃれなランチメニューも多い。が、少し遠いのであまり来ることはなかった。



「高橋君はここよく来るの?」

「スペシャル定食デーの時は大体来るっすね〜。」



大きなハンバーグを口いっぱいに、幸せそうに頬張る高橋君。その隣におしゃれなランチプレートを持って慶人君が現れた。



「お待たせ。」

「よし! みんな揃ったし、詳しく聞こうじゃないの!」

「何を?」

「何をって… さっき言ってた、付き合うって何したらいいの?ってやつよ! 一体どういうことなの?」



みんなの視線がまた私に集まる。



「牧瀬と上手くやってるんじゃないんすか?」



慎司君からは何も聞いていないという高橋君。    

上手くはやっていると思う。というより、ちゃんと付き合う前と後で、あまり変わりがないのである。



「みんなは付き合ってどんなことしてるのかなって、ちょっと気になって…。」



深い意味はないと言うが、向けられる視線はそんなことはないだろうと心配するものだった。