「その通りです」
シーネル村は、特に問題がなかったような気がするけど、農業はいつなにが起きるかわからないのだ。
私に相談が、ということは、何かあるのだろう。
ちらりと彼女を見れば、フェデルは一瞬だけ右手の森を見た後、手を後ろに払った。
何かいたのかな。
二十分ほど馬で駆けて到着すると、シーネルの村長メーズルが出てきた。
何か悩みがありそうな頭頂部。いや、これはそれが理由ではないかもしれないから、そっとしておこう。
「イリスお嬢さま、お久しぶりにございます」
「メーズルさん、久しぶりね。何か相談があると聞いたのだけど」
「はい。実は……」
相談というのは、キュウリナというキュウリのような植物が、今年はどうも奇形になってばかりだという。
作られたキュウリナを見せて貰うと、たしかに婉曲が酷く、その先が白く細くなっているものばかりだ。
「なるほど……。これはおそらく、乾燥と光不足ね」
メーズルさんに案内して貰って、畑へと向かう。
そこには、みっしりとした土に植えられたキュウリナが、真っ直ぐに並んでいた。
近くで確認しようと、キュウリナの方へ足を伸ばした、その瞬間。
「お嬢さま、そこは危険です!」
メーズルさんの声と同じタイミングで、足がずぶずぶと沈んでいった。
「お嬢さまっ!」
シーネル村は、特に問題がなかったような気がするけど、農業はいつなにが起きるかわからないのだ。
私に相談が、ということは、何かあるのだろう。
ちらりと彼女を見れば、フェデルは一瞬だけ右手の森を見た後、手を後ろに払った。
何かいたのかな。
二十分ほど馬で駆けて到着すると、シーネルの村長メーズルが出てきた。
何か悩みがありそうな頭頂部。いや、これはそれが理由ではないかもしれないから、そっとしておこう。
「イリスお嬢さま、お久しぶりにございます」
「メーズルさん、久しぶりね。何か相談があると聞いたのだけど」
「はい。実は……」
相談というのは、キュウリナというキュウリのような植物が、今年はどうも奇形になってばかりだという。
作られたキュウリナを見せて貰うと、たしかに婉曲が酷く、その先が白く細くなっているものばかりだ。
「なるほど……。これはおそらく、乾燥と光不足ね」
メーズルさんに案内して貰って、畑へと向かう。
そこには、みっしりとした土に植えられたキュウリナが、真っ直ぐに並んでいた。
近くで確認しようと、キュウリナの方へ足を伸ばした、その瞬間。
「お嬢さま、そこは危険です!」
メーズルさんの声と同じタイミングで、足がずぶずぶと沈んでいった。
「お嬢さまっ!」
