口ごもった彼女に、さも今気付いたというような顔で、口元で手を叩く。
ちょっとぶりっこっぽ過ぎたかな。
……デリーがニコニコしてる。
どうやら彼は気に入ったらしい。
「さっき、第二王子殿下があちらの方に向かっていたわよ。第二王子殿下は女性が大好きみたいだから、チャンスがあるかもしれないわね」
私の言葉に、彼女の表情が変わる。
「彼の周りは貴族令嬢らしい子ばかりだし、少し違うアプローチでもしてみたらどうかしら。なんて、これは私とウェスタ兄さまとの会話だけど」
ちらりとウェスタ兄さまを見れば、心得たとばかりに笑う。
「そうだな。第二王子殿下は、かわいらしい女性が好きみたいだねぇ。僕も詳しくはないけど。第一王子であるデルピニオ様は、イリス以外の女性に興味がないから、第二王子殿下の方が……いやぁ、そんなわけないか」
「わ、私これにて失礼しますわっ! 私の名前は忘れて頂いて結構です!」
「あら。では、私たちは見知らぬ二人ですわね。ごきげんよう」
これでうまく第二王子と彼女がイチャイチャして、クレオメガ公爵令嬢が怒り心頭になって引っかき回してくれたら、それはそれで面白いわねぇ。
なんなら、向こうの二人が婚約破棄とかしたりして。ま、高みの見物といきましょうかね。
ちょっとぶりっこっぽ過ぎたかな。
……デリーがニコニコしてる。
どうやら彼は気に入ったらしい。
「さっき、第二王子殿下があちらの方に向かっていたわよ。第二王子殿下は女性が大好きみたいだから、チャンスがあるかもしれないわね」
私の言葉に、彼女の表情が変わる。
「彼の周りは貴族令嬢らしい子ばかりだし、少し違うアプローチでもしてみたらどうかしら。なんて、これは私とウェスタ兄さまとの会話だけど」
ちらりとウェスタ兄さまを見れば、心得たとばかりに笑う。
「そうだな。第二王子殿下は、かわいらしい女性が好きみたいだねぇ。僕も詳しくはないけど。第一王子であるデルピニオ様は、イリス以外の女性に興味がないから、第二王子殿下の方が……いやぁ、そんなわけないか」
「わ、私これにて失礼しますわっ! 私の名前は忘れて頂いて結構です!」
「あら。では、私たちは見知らぬ二人ですわね。ごきげんよう」
これでうまく第二王子と彼女がイチャイチャして、クレオメガ公爵令嬢が怒り心頭になって引っかき回してくれたら、それはそれで面白いわねぇ。
なんなら、向こうの二人が婚約破棄とかしたりして。ま、高みの見物といきましょうかね。
