不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜

そう言って私たちは帰った

廊下を歩いていると、コソコソ言われていた

「おい、転校生が仁さんたちといるぞ!」

「あの3人が転校生と仲良くなったとか俺たちに勝ち目ねぇ……」

何言ってんだろ……悪口じゃなきゃいいけど

そんなこんなで学校を出た

「藍奈、どっち方向だ?」

「えっと、こっちです」

「お、じゃあ俺たちと一緒だ。俺たち全員駅なんだよね」

「……」

碧くんに聞かれそう答えると、仁先輩も話に入ってきた。けど、須藤先輩は一言も話さない。

須藤先輩……私がいるから喋らないのかな……?それだったら申し訳ないな、

そう考えていると、

「お前、雨川藍奈だよな?」

「……そうだけど、なに?」

と、突然男が話しかけてきた

「この前は俺の下っ端をよくやってくれたなぁ?」

……あぁ、仲間の仇討ちってやつか

「……藍奈、知り合いか?」