不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜

と、碧くんが低い声で言った

「別に気に入ってねーし。観察して、強そうだと思っただけだ」

「……?たしかに喧嘩はしてますが、強いとは思いませんよ?」

私は思ったことを素直に伝えた

「……え?藍奈ちゃん喧嘩してるの?まじで?」

「はい、まじですけど……」

え?珍しい?ってか変なこと言ったかな?みんな驚いてる……

そう思って焦っていると……

「……へぇ、喧嘩してんだ?じゃあ今度俺とタイマンするぞ。」

えぇ〜めんどくさ……

「おい、めんどそうな顔すんじゃねーよ。俺が言ってんだぞ。強制だからな」

……めんどくさいのですが。なるようにしかならないか

「……わかりました」

「絶対だからな!」

「ハイハイ」

と私が適当に返事をすると、

「……先輩に向かってなんだその口の利き方……」

「それ言う人、だいたい弱いですよ」

と言われたのでいつもの癖で挑発してしまった

しまったと思った時にはもう遅い。殴られるかと思ったけど、須藤先輩は呆れた顔で、

「……お前ある意味すげぇな」