不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜

「……別にそんな大したことじゃないよ。それに、今は話す時じゃない」

私は碧くんの質問に対し、そう言った

冷たくなっちゃったけど、許してほしい

「そうか。でもなんかあったら俺に言え。」

「……ありがとう」

私は、正直人の優しさに触れてはダメだと思ってた。私は人に優しくしていいけど、人からの優しさには触れたらダメだと。でも私も人の優しさに触れてもいいのかもしれない

「へぇ〜。藍奈ちゃん、俺にも遠慮なく言ってね。っていうか連絡先交換しない?なんかあった時にすぐ助けに行けるように」

「じゃあ俺とも交換するぞ」

おぉ……いいのかな?あの人達と同じようにならないかな?

そう思っていたけど、この人達なら大丈夫だと思った

「いいですよ。交換しましょう」

そう言って仁先輩、碧くんと連絡先を交換した

「愛都は藍奈ちゃんと交換しないの?」

「……チッ。おい、交換するぞ。スマホ貸せ」

「……え、珍し……愛都どうしたんだ?藍奈ちゃんが媚びないから藍奈ちゃんのこと結構気に入ってるんだな?もしや」

……え?気に入れられてる?なんかしたかな

「藍奈をとったら容赦しねぇぞ」