気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。

「だぁあ!!兄貴本当にウザイ!!殴るぞ‼︎」
「うちの可愛い弟、ついに反抗期か…!?うわぁん、お兄ちゃん切ないよぉ!」

亮君の言い草に少し大袈裟なくらい泣いている天翼さん。
ふふっ、亮君、あれはきっと内心照れてるんだろうな。
苦笑しつつも、そんな温かくて優しい光景に私は胸を温かくして微笑んだ。
亮君と天翼さん、【last】の皆、和解出来て本当に良かったっ…。

そう思っていた時、「あ!」と何かを思い出した素振りをした天翼さんは、
亮君と私を交互に見て、とあることを問いただしてきた。

「言い忘れていたんだが…」
「…?」
「2人付き合ってるのか?」
「は…?」「えっ…!?」

付き合ってる…って、“恋人”ってこと!?

「?その反応…付き合ってない?」
「つ、付き合ってません…!」

私みたいなお節介な人間こそ亮くんが嫌う人種。
自分で言っておいて何だだけど、亮くんから恋愛対象外だなんて…結構ショックかも。

「……いーや、付き合ってるよ」
そう言って亮君は私を自分の方に抱き寄せる。

「へ!?」
その一方で私は訳が分からなくて頭にただはてなマークを浮かべる。

「ほう…」
そして、天翼さんはその様子を感心しながら頷いている。

亮君、何言って…!?
いつどこで「付き合いましょう」だなんて言ったっけ…!?
えぇ⁉︎