気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。

う…そ。今の一瞬で。

「【Viper】の奴ら、言わせてもらうがうちの弟である鳳亮は決してうちの弱者でもお荷物でもない。
次に手を出したら…分かってるよな?」

鋭く睨んで【Viper】を見下すように見つめる天翼さん。
そんな彼の冷たい眼差しに【Viper】はゾクッと肩を震わせながら、その場を立ち去って行った。

これで終わったんだ。2つの因縁なる闘いが。やっと。

「はぁあ、やっと終わったよ~!」
萌恵ちゃんはそう言いながら伸びをする。

「だな。まぁ最後は鳳兄弟に全部任せちゃったけど」
そして萌恵ちゃんの言葉に後付けをした煌星さん。

「…亮」
「……何」
「【last】に帰ってきてほしいなんて言ったら、亮は、怒るか?」
「は?」
「…元の原因はやっぱり俺だけど、それでも俺は亮に帰ってきてほしいと思ってる」
「兄貴…、俺、【Viper】の奴らには自分のこと"お荷物じゃない"って言ったけど、
やっぱり俺、【last】の足を引っ張ると思う。今も昔も喧嘩は怖いからさ」

ヘヘッと悲しげな顔を見せる亮君。