気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。

怒りの塊で出来たような拳で力強く亮君を殴って、追いやられるように倒れた亮君に私はすぐ駆け込んだ。

「っは、本当、威勢だけはいいよな。お前ら」
「亮君…っ!」

どうしよう…っ、怪我してる。
早くここから逃げないと、亮君が…っ。

『もし何かあったらすぐにあたしを呼ぶんだよ』

萌恵ちゃん、【last】の皆、亮君を助けて…!!

ーガン!!

「亮〜お前1人で【Viper】に勝負つけるんじゃねぇよ」
「俺らもこいつら潰したいんだから勝手に1人で殺らないでよね」

【last】の、皆…っ。

「そこのゴミ共!!うちのクソ可愛い陽羽に手ぇ出すんじゃねぇー!!」
「ちょ!?如月、勝手に突っ走るなぁ‼︎」

萌恵ちゃんはこの状況に落ち着いていられないのか体育館倉庫の扉をひと蹴りをして【Viper】に飛びかかって、
早3人を蹴り倒して行った。
そんな萌恵ちゃんの暴走を止めようと慌てている煌星さん。

も、萌恵ちゃん、過去最高潮に怒ってる…!
いつも怒る時はあんなじゃないのに!?

『もぅう、陽羽、つまみ食いしたの〜?可愛いねぇ~』

トラブルに巻き込まれたとはいえ、何であんなに顔違うの…!?
って、今はそれじゃなくて…!

「どうして皆…っ」
「陽羽が帰りが遅いからでしょ?」
「へっ?」
「あたし、あんたにGPSつけてるんだからね!?
だから、こんな遅くまで学校にいるのおかしいと思って学校に戻ったらこの有様!!
許さん!親友の愛舐めるなぁあ!」