そして放課後。
早めに行った方がいいと天翼さんがいる病院に訪れて、
天翼さんの知り合いだと言ったらすぐに中に通してくれたおかげで天翼さんのいる病室に看護師さんが案内してくれて、
着いた時には手前にあるベッドに寝座っている天翼さんと目がバチリと合った。
「えっと、鳳天翼さんですか……?」
「あ、皆が言ってたお姫様だ。小鳥陽羽ちゃんだよね?」
「あ、はい。【last】の皆さんにいつもお世話になってます。と言うか、お、お姫様?というのは……?」
「あーそれはこっちの話。それよりこっちに座って話そ」
こっちとベッドのそばにいる椅子に促すよう手で私を招いた天翼さん。
それに私はコクリと頷いて席に座る。
「俺に用があるんだよね。柚木に聞いた」
「あ、はい。鳳…亮君のことで」
そう言うと、天翼さんはピクッと眉が動いて動揺しているかのように見えたのにも、
すぐについさっき会った時のようなニコッと笑った顔に戻った。
「…亮のことで何かあるの?」
「え、あ、はい…」
「そっか。…どこまで聞いた?俺らのこと」
「え?えっと…。2人が喧嘩強くて昔はすごく仲良しだったことと、
ま、亮君が元々中学までは【last】のメンバーで夏休み明けに【last】から離れた、ってことです」
亮君の気持ちは早く伝えるものだとは思ってる。
けどそれを私から伝えるのは違う。
亮君の口から気持ちを伝えなきゃ、きっと天翼さんには伝わらない。
早めに行った方がいいと天翼さんがいる病院に訪れて、
天翼さんの知り合いだと言ったらすぐに中に通してくれたおかげで天翼さんのいる病室に看護師さんが案内してくれて、
着いた時には手前にあるベッドに寝座っている天翼さんと目がバチリと合った。
「えっと、鳳天翼さんですか……?」
「あ、皆が言ってたお姫様だ。小鳥陽羽ちゃんだよね?」
「あ、はい。【last】の皆さんにいつもお世話になってます。と言うか、お、お姫様?というのは……?」
「あーそれはこっちの話。それよりこっちに座って話そ」
こっちとベッドのそばにいる椅子に促すよう手で私を招いた天翼さん。
それに私はコクリと頷いて席に座る。
「俺に用があるんだよね。柚木に聞いた」
「あ、はい。鳳…亮君のことで」
そう言うと、天翼さんはピクッと眉が動いて動揺しているかのように見えたのにも、
すぐについさっき会った時のようなニコッと笑った顔に戻った。
「…亮のことで何かあるの?」
「え、あ、はい…」
「そっか。…どこまで聞いた?俺らのこと」
「え?えっと…。2人が喧嘩強くて昔はすごく仲良しだったことと、
ま、亮君が元々中学までは【last】のメンバーで夏休み明けに【last】から離れた、ってことです」
亮君の気持ちは早く伝えるものだとは思ってる。
けどそれを私から伝えるのは違う。
亮君の口から気持ちを伝えなきゃ、きっと天翼さんには伝わらない。



