教室から離れた隣の校舎の1階の自販機でいつも飲む緑茶を買って教室のある方へ向かう。
校舎を渡って教室へ向かう階段を上ろうとした時だった。
「あの時の喧嘩忘れてないからな」
「勿論決めたあの約束も忘れてないよな?」
廊下の中央で男子2人組が何やらバチバチと不穏な空気を漂わせる光景が目に映った。
その姿に1階の教室にいる生徒達は、怯えながらも何が起こっているのか分からず覗きに来ている様子。
ハッ。もしかして、昨日みたいな喧嘩が起こるんじゃ!?
そう思って、元来た道から外れようとした時だった。
「何やってんの」
「⁉︎わっ、お、鳳君…!」
昨日のように気配を感じさせない空気で再び、鳳君が私の手首を掴んで現れた。
急に後ろから現れるからびっくりしちゃった。
「また巻き込まれに行く気?」
「え、あ、でもっ…」
「あのなぁ、あんたが思うほど大事じゃないから」
「え…?」
「ちゃんと見てみなって」
「…?」
校舎を渡って教室へ向かう階段を上ろうとした時だった。
「あの時の喧嘩忘れてないからな」
「勿論決めたあの約束も忘れてないよな?」
廊下の中央で男子2人組が何やらバチバチと不穏な空気を漂わせる光景が目に映った。
その姿に1階の教室にいる生徒達は、怯えながらも何が起こっているのか分からず覗きに来ている様子。
ハッ。もしかして、昨日みたいな喧嘩が起こるんじゃ!?
そう思って、元来た道から外れようとした時だった。
「何やってんの」
「⁉︎わっ、お、鳳君…!」
昨日のように気配を感じさせない空気で再び、鳳君が私の手首を掴んで現れた。
急に後ろから現れるからびっくりしちゃった。
「また巻き込まれに行く気?」
「え、あ、でもっ…」
「あのなぁ、あんたが思うほど大事じゃないから」
「え…?」
「ちゃんと見てみなって」
「…?」



