「私は、誠様ファンクラブ会長の荒木雅ですわ」


「ファンクラブ会長様が、私に用事っていうのは・・・」


ファンクラブの存在に初めて気づいた。


そう言うものに疎い生活をしていた。


祖父との賭けに勝つため、バイトと勉強の毎日。


それはそれなりに楽しいけど、世間からおいてかれているのはあまり好ましくはない。


あと2年と7か月無事に過ごす必要がある。


とりあえずここで乱闘騒ぎを起こすと強制帰宅は免れないから、それだけは避けたい。