「明後日、お祖父様の誕生会が開かれるんだけど、彼女を連れて来いと言うお達しなんだ。」


ため息混じりに話す。


「………」


「間違って、お祖父様の気に入る子を連れていくと婚約させられるだろうし。」


「私ならまず気に入ることはない。って、ことですね。」


「そうそう。いい考えだろ。」