こんなでも一応表向きは名門の私立学園。
大物がいたとしてもおかしくはない。
そんなことを考えていると、スクールバックを拾い上げ叩いて砂を落としていた彼女がハッとした表情で振り返った。
紫とピンクが混じりあった瞳と目が──。
「あっ、豹牙さん・・・!」
彼女の視線は俺をすり抜け、その奥へと注がれた。
反射的にその方向を見て、瞠目する。
さっきのアイツらとは比べものにならないほどの威圧感。
場の空気が一瞬で支配されたのを肌で感じた。
あぁ、この人だ。
【堕天】を打つべく動いている勢力のトップは。
一目見ただけで分かった。
この人以外いない。
動けなくなっている俺をよそに、彼女が男の傍に駆け寄ると、男がゆっくりと口を開いた。
「何事だ」
「【堕天】がまた一般生徒を無理やり勧誘してたんで妨害したところです」
大物がいたとしてもおかしくはない。
そんなことを考えていると、スクールバックを拾い上げ叩いて砂を落としていた彼女がハッとした表情で振り返った。
紫とピンクが混じりあった瞳と目が──。
「あっ、豹牙さん・・・!」
彼女の視線は俺をすり抜け、その奥へと注がれた。
反射的にその方向を見て、瞠目する。
さっきのアイツらとは比べものにならないほどの威圧感。
場の空気が一瞬で支配されたのを肌で感じた。
あぁ、この人だ。
【堕天】を打つべく動いている勢力のトップは。
一目見ただけで分かった。
この人以外いない。
動けなくなっている俺をよそに、彼女が男の傍に駆け寄ると、男がゆっくりと口を開いた。
「何事だ」
「【堕天】がまた一般生徒を無理やり勧誘してたんで妨害したところです」



