何かが飛んできて鈍い音がしたかと思えば、
「はっ!?」
「おい、あれ!」
1人の女子が駆け寄ってきていた。
瞬間、目を奪われる。
絹のように白く輝く髪と、紫とピンクの瞳に。
奴らはいきなり現れた女子を認めると、焦りながら呆気なく退散していった。
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ・・・」
投げかけられた質問に遅れて反応する。
「ならよかったです。あいつら、最近手当り次第勧誘しまくってるらしいんで気をつけてくださいね」
あいつらとは【堕天】のことだろうか。
ということはつまり、こいつが対抗勢力・・・?
んなまさかな。
どう見たって同い年くらいの女子だ。
だが現に【堕天】の連中はこいつを見て去っていった。
もしかしてどこかの凄い令嬢だとか?



