【番外編】冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる

創立記念日パーティを抜け出した後。

てっきり榊館に帰って夕食を摂るものと思っていたが、裕次郎さんに連れてこられたのは、何故か校門だった。

そしてその前には高級感溢れる白のリムジンが停まっている。

どういうつもりなのかと裕次郎さんに視線を向けると、「その反応が見たかったんだよね〜」と目を細められた。


「趣向を凝らしてリムパにしてみたけどどう?満足した〜?」

「えっマジ!?」

「うんまじまじ」


さぁ入って入って、と驚く浬を促しながらじゃーんとドアを開けた裕次郎さん。今日はなんだかテンションが高い。

車内からこぼれた光は辺りを少し青色に染めた。


リムパ。
正式名称はリムジンパーティ。

都市の夜景を楽しみながら行うパーティと言われる。


まぁ私たちの場合景色より夕食でしょうけど。

そう思っていると浬に続き賢人が「こういうの珍しーっすね」と感心しながらリムジン乗り込んだ。