そんなのないのと同じだ。
一応お小遣いも与えられるが、両親に頼りたくないので一銭も使っていない。卒業と同時に全て返却する予定だ。
食費や住宅費、光熱費などは首席の特権で全て学園が負担しているので問題ないが、生活を彩る娯楽費は一切ないので新しい服が買えるわけもなく。家にいる日はこうしてジャージで過ごしている。
これらを掻い摘んで説明すると、豹牙さんは少し考える素振りを見せてから口を開いた。
「お前今日なんか予定あんの?」
「買い出しに行くぐらいです」
「じゃあついでに俺の買い物にも着いてこい。お前の服買ってやるから」
「え、いいですよそんなの。申し訳ないです」
今でも十分よくしてもらっていただいてるのに、と付け加える。
すると豹牙さんは呆れたように言った。
「俺が気にするんだわ。・・・いいから制服着て出直してこい。ブレザーとネクタイは要らないからな」
「・・・了解しました」
やや強引だが、ここで粘って断るのも面倒なので素直に従うことにした。
どのみち損をすることはなさそうですし。
ただ──。
一応お小遣いも与えられるが、両親に頼りたくないので一銭も使っていない。卒業と同時に全て返却する予定だ。
食費や住宅費、光熱費などは首席の特権で全て学園が負担しているので問題ないが、生活を彩る娯楽費は一切ないので新しい服が買えるわけもなく。家にいる日はこうしてジャージで過ごしている。
これらを掻い摘んで説明すると、豹牙さんは少し考える素振りを見せてから口を開いた。
「お前今日なんか予定あんの?」
「買い出しに行くぐらいです」
「じゃあついでに俺の買い物にも着いてこい。お前の服買ってやるから」
「え、いいですよそんなの。申し訳ないです」
今でも十分よくしてもらっていただいてるのに、と付け加える。
すると豹牙さんは呆れたように言った。
「俺が気にするんだわ。・・・いいから制服着て出直してこい。ブレザーとネクタイは要らないからな」
「・・・了解しました」
やや強引だが、ここで粘って断るのも面倒なので素直に従うことにした。
どのみち損をすることはなさそうですし。
ただ──。



