榊館が改装を終え、私たちが最上階に住めるようになってから迎える最初の休日。
買い物に行こうと部屋から出たところで、豹牙さんに呼び止められた。
「どうされました?」
振り返って尋ねると、豹牙さんは訝しげに私の服装に視線を向けた。
「お前それで出かけんの?」
「? はい」
何かおかしなところでもあるのだろうか。
私が今来ているのは学園指定のジャージであり、上下とも黒色がベースで白色のラインが2本入っているだけという比較的シンプルなデザインなので普段使いにもってこいだ。
しかも一度も体育に出席したことがないので新品も同然。
それなのに豹牙さんは不満そうな顔をしたままだ。
あ、ひょっと知らない間に汚してしまったのか。
その可能性に気がつき全身を確認しようとしたが、その前に豹牙さんが疑問を投げかけてきた。
「他に服ねぇの?」
「はい」
両親が仕送りとしてダンボールいっぱいの服を定期的に押し付けてくるが、どれも少女趣味で私には全く似合わないので押し入れの中に放置している。
買い物に行こうと部屋から出たところで、豹牙さんに呼び止められた。
「どうされました?」
振り返って尋ねると、豹牙さんは訝しげに私の服装に視線を向けた。
「お前それで出かけんの?」
「? はい」
何かおかしなところでもあるのだろうか。
私が今来ているのは学園指定のジャージであり、上下とも黒色がベースで白色のラインが2本入っているだけという比較的シンプルなデザインなので普段使いにもってこいだ。
しかも一度も体育に出席したことがないので新品も同然。
それなのに豹牙さんは不満そうな顔をしたままだ。
あ、ひょっと知らない間に汚してしまったのか。
その可能性に気がつき全身を確認しようとしたが、その前に豹牙さんが疑問を投げかけてきた。
「他に服ねぇの?」
「はい」
両親が仕送りとしてダンボールいっぱいの服を定期的に押し付けてくるが、どれも少女趣味で私には全く似合わないので押し入れの中に放置している。



