「…ルレイアは…それなりにやってると思うよ。頼りになる仲間だ」
「…そうか」
元帝国騎士団の隊長が、マフィアでそれなりにやってる、か。
ルシェの心情を思うと、やりきれない気持ちはあるが。
「まぁ…さっき電話で聞いたように、ちょっとアレなところはあるが…」
「…」
色々…爆弾発言してるの聞いたよな。
自分の弟が男に対してあんなに求愛してるのを聞いて、どんな気持ちになったことやら。
そう思うと少々…申し訳ない。
「…羨ましいな」
ルシェは、ぽつりとそう言った。
「…何が?」
「ルシファーに…信用されていることが」
「…」
信頼…か。
「…ルレイアは、始めからあんたを信用していなかった訳じゃないと思うぞ」
本人も、そう言っていたけど。
「少なくとも…帝国騎士官学校に入るまでは、あんたのことを誰より信用していたはずだ」
「…」
あの学校に入ってから、全部おかしくなったのだ。
シューレンとか、ベリアスとか…陰湿な教官がいたせいで。
「ルレイアがいじめられていたことは、あんたも知ってたんだろう?」
「…あぁ」
「何で助けてやらなかった?」
俺は、切実にそれが知りたかった。
この人はルレイアを助けてやれたはずだ。俺が転校するより前に、ルレイアを助けられるのはこの人だけだった。
もし、ルシェが俺より先にルレイアを助けていたとしたら…今の俺とルレイアの関係はなかっただろう。
誰も助けなかったルレイアを俺が助けたから、ルレイアは俺と友達になったのだ。
ルシェがルレイアを助けなかったからこそ、俺はルレイアと出会えた。
それは確かだ。でも…それでも。
ルレイアを…あんなに追い詰める前に、助けてやれたはずなのに。
そう思うと、目の前のルシェが憎らしかった。
ルレイアが、ルシェに助けを求めなかったと言うなら、まだ話は分かる。
でもルレイアは、ルシェに助けを求めたのだ。
それなのに、この人はそれを無視した。
「…そうか」
元帝国騎士団の隊長が、マフィアでそれなりにやってる、か。
ルシェの心情を思うと、やりきれない気持ちはあるが。
「まぁ…さっき電話で聞いたように、ちょっとアレなところはあるが…」
「…」
色々…爆弾発言してるの聞いたよな。
自分の弟が男に対してあんなに求愛してるのを聞いて、どんな気持ちになったことやら。
そう思うと少々…申し訳ない。
「…羨ましいな」
ルシェは、ぽつりとそう言った。
「…何が?」
「ルシファーに…信用されていることが」
「…」
信頼…か。
「…ルレイアは、始めからあんたを信用していなかった訳じゃないと思うぞ」
本人も、そう言っていたけど。
「少なくとも…帝国騎士官学校に入るまでは、あんたのことを誰より信用していたはずだ」
「…」
あの学校に入ってから、全部おかしくなったのだ。
シューレンとか、ベリアスとか…陰湿な教官がいたせいで。
「ルレイアがいじめられていたことは、あんたも知ってたんだろう?」
「…あぁ」
「何で助けてやらなかった?」
俺は、切実にそれが知りたかった。
この人はルレイアを助けてやれたはずだ。俺が転校するより前に、ルレイアを助けられるのはこの人だけだった。
もし、ルシェが俺より先にルレイアを助けていたとしたら…今の俺とルレイアの関係はなかっただろう。
誰も助けなかったルレイアを俺が助けたから、ルレイアは俺と友達になったのだ。
ルシェがルレイアを助けなかったからこそ、俺はルレイアと出会えた。
それは確かだ。でも…それでも。
ルレイアを…あんなに追い詰める前に、助けてやれたはずなのに。
そう思うと、目の前のルシェが憎らしかった。
ルレイアが、ルシェに助けを求めなかったと言うなら、まだ話は分かる。
でもルレイアは、ルシェに助けを求めたのだ。
それなのに、この人はそれを無視した。


