こうして、私は『青薔薇連合会』に所属し、この組織とアシュトーリアさんの為に働くようになった。
しばらくして、私は功績を認められ、幹部という役職に就かせてもらった。
アシュトーリアさんの役に立てるのが、心から嬉しかった。
自分の為ではなく、大好きな人の為に働く方が、ずっと頑張ろうと思えた。
こんなのは初めてだ。
まるで、自分が生まれ変わるような気分だった。
しかし。
変わらないこともあった。
私の男嫌いは、『青薔薇連合会』に入っても未だ健在であった。
マフィアという組織はどうしても、その性質上、女性より男性の方が多い。
『青薔薇連合会』もそう。首領であるアシュトーリアさんは女性だけど、構成員は男性の方が遥かに多かった。
幹部だって、私以外は全員男だった。
男だからって全員悪い人ばかりじゃないのよ、とアシュトーリアさんに諭されたこともある。
でも、駄目だった。
頭では分かっているのだ。男だからって、私が今まで会ってきた低俗な人間ばかりだとは限らない。
実際、幹部仲間であるアイズレンシアもアリューシャもルルシーも、悪い人ではなかった。
それは分かっている。背中を預けるに値する人達だと思っている。
けれど、心を許すことは出来なかった。
別に嫌っている訳じゃないのに、相手が男であると思うと、どうしても距離を置いてしまうのだ。
今思うと、アイズ達に対して、かなり酷い振る舞いをしてしまった。
今でこそ普通に遊んだりもしているけど、昔はまともに顔を見て話すことさえ少なかった。
それなのに彼らは優しかった。あの女、散々生意気な態度を取っていた癖に今更、と言われることもなかった。
あんなに優しい人達なのに、露骨に避けようとしていた過去の自分が恨めしい。
けれども私は…彼に出会わなければ、今でもずっと、男性を避けていただろう。
今の私を作ったのは、アシュトーリアさんと、そしてもう一人。
私の大好きな…あの人のお陰なのだ。
しばらくして、私は功績を認められ、幹部という役職に就かせてもらった。
アシュトーリアさんの役に立てるのが、心から嬉しかった。
自分の為ではなく、大好きな人の為に働く方が、ずっと頑張ろうと思えた。
こんなのは初めてだ。
まるで、自分が生まれ変わるような気分だった。
しかし。
変わらないこともあった。
私の男嫌いは、『青薔薇連合会』に入っても未だ健在であった。
マフィアという組織はどうしても、その性質上、女性より男性の方が多い。
『青薔薇連合会』もそう。首領であるアシュトーリアさんは女性だけど、構成員は男性の方が遥かに多かった。
幹部だって、私以外は全員男だった。
男だからって全員悪い人ばかりじゃないのよ、とアシュトーリアさんに諭されたこともある。
でも、駄目だった。
頭では分かっているのだ。男だからって、私が今まで会ってきた低俗な人間ばかりだとは限らない。
実際、幹部仲間であるアイズレンシアもアリューシャもルルシーも、悪い人ではなかった。
それは分かっている。背中を預けるに値する人達だと思っている。
けれど、心を許すことは出来なかった。
別に嫌っている訳じゃないのに、相手が男であると思うと、どうしても距離を置いてしまうのだ。
今思うと、アイズ達に対して、かなり酷い振る舞いをしてしまった。
今でこそ普通に遊んだりもしているけど、昔はまともに顔を見て話すことさえ少なかった。
それなのに彼らは優しかった。あの女、散々生意気な態度を取っていた癖に今更、と言われることもなかった。
あんなに優しい人達なのに、露骨に避けようとしていた過去の自分が恨めしい。
けれども私は…彼に出会わなければ、今でもずっと、男性を避けていただろう。
今の私を作ったのは、アシュトーリアさんと、そしてもう一人。
私の大好きな…あの人のお陰なのだ。


