「こうしませんか」 「どっ、どうしますんですかっ!」 不思議と、恐怖心が沸かないのは、決して坂口くんが乱暴にしてこないからと――多分、まだ身体にアルコールがまわっていて 冷静な判断が鈍っていて出来てないから。 私を捕獲したまんまの坂口くんは、私の頭の上に顎をのせると 「貴女には、色気がなさすぎるので」 何度も言わなくたってわかってるわ 「ちょっと色気を、出す方法を思いついたんですよね」 ――なぬ?