「なっ! すんのっ!」 杏の、テンパった声が頭に響く 「――寒い」 「はっ!?」 抱き締めたら寒気がなくなると思った ――ら、全然そんな奇跡なんか起きない。 ついでに、 「風邪でもヤダばか、そんなの私に関係ない!!」 予想以上に、キレてる杏。 そうだな、そんな都合のいいようなこと、起きるわけないよな。 そう、わかってました