「あの、差し込みで4型入って来たので色を見て頂きたくて」 私が腰を浮かせると、坂巻さんは刺すような目で私を見た 「素材は決まってるの?」 「いえ、今から藤森さんが持ってくるので――」 「カタチは? 何を作るの?」 「あ、それは……」 私がそう言った瞬間、坂巻さんは眉間にシワを寄せた 「ねぇ、いくら売れなきゃいけないって言っても、ドメスティックないかにもなダサいもの出さないでよ?」