シチュエーション的にはいい感じなんだろうけど、 杏が横目で 見たいのか、見ないのかよ。って、それでもやっぱり見とれてしまう夜景の輝きに、密室の中で ひととき、 時が、止まる。 「――あ――」 杏、と。 声を出そうとした瞬間。 止まった時と共に、エレベーターも止まった