浅黄色の恋物語

 ぼくらは保険診療で動いてます。 単価が決まっているので何とも言えません。
自由診療だったらこちらで料金を決められるんですけどそうもいかなくて。
 1回当たり収入は500円くらいだから100件くらいやらないとまともな給料にはなりません。
それでも5万円くらいかな。 本当に少ない。
 自由診療だったら1件2千円くらいは貰えるのでね。

 でも今、馬鹿みたいに保険診療が流行ってます。 おかげでぼくらは超低空飛行を余儀なくされてるんです。
年金と生保を組み合わせておかないとまともに暮らせない。
 「保険診療ではまともに暮らせない。」って社長に訴えても「いいからやれ。」って言われるだけ。
社長は金持ちが多いから分からないんだよね。 ちゃんとしてやってると思い込んでいる。
 殿様社長が多過ぎてこちらも対処に困るんだけどなあ。
物価も上がってる。 lpガスも上がってる。
でも保険診療はまったく上がらない。
時代遅れな保険診療にいつまでぶら下がるんだろうねえ?
 単価が安過ぎるのも問題だけど医者や保険組合との絡みがこれまた問題だよね。
医者は屁理屈をこね回して同意書を書かない人が多い。
「マッサージは分からない。」とか「あんなのは税金の無駄だ。」とか無茶な屁理屈をこね回すから唖然としてしまう。
 保険組合もこれまた頭が良過ぎるのか屁理屈を捻じ曲げて喧嘩を売ってくるから大変。
変なのが担当になると「払い過ぎてるから返せ!」なんて普通に言ってくる。 冷や汗物だよ。
 中にはね「50肩でマッサージをやってるんだったら整形に通う必要は無いだろう?」なんて医者にまで喧嘩を売るから大変なんだ。
本当に役人という人種は部屋の中しか知らないから困るよ。 どう扱えばいいのかね?
部屋の中しか知らないような人間なら居ないほうがいい。 迷惑だ。
 黙っててくれればいいんだけど、そういう人間ほど余計なことをやってくれるからね。

 おまけに社長さんのほとんどはマッサージがどんな仕事なのか知らないから大変。
「揉めればいいんだよ。」なんて平気で言ってくるから困るんだよ。 こっちはそんないい加減な仕事じゃないから。
 それでね、若いマッサージ師が就職して現実に唖然として悩んでるって話をよく聞くんだ。
社長は嘘だとは思わなくて嘘を吐いてるから対処のしようが無いんだ。
現実には明確にはっきりと騙してるんだけどねえ。
 だって「月収20万。」なんて書いておきながら実際には2万くらいしか払わないんだよ。
(たくさん仕事が有るんだろうなあ。)って期待して就職しても週に4件とかいうのもざらに有るしね。
 事実をありのままに公表してもらいたい。 判断するのはこっちなんだから。
まあそんな求人票を陳列しているハローワークにも問題が有るんだよ。
あんたらは広告会社じゃないでしょうがね。 何でも陳列すればいいってもんじゃないの。
分かってないよねえ。