うみに溺れる。



「……空人?ねぇ、空人?どうした?」

「え?あぁ、いや。なんでもないけど、」

「そう?」

「ねぇ、今日私も一緒にお昼食べていい?」

「いいけど、鹿嶋さんは?」

「今日休むってさっきメール来たの」

「じゃあ今日は一緒に食べよっか」

「うん!」


お昼はいつも雫玖と2人で食べていた。
海はクラスメイトの鹿嶋朱莉と。

……。

朝100%に充電したはずのスマホは学校に着く頃には80%台に乗ろうとしていた。