The previous night of the world revolution

闇夜に紛れて、俺は孤児院から抜け出した。

誰に捕まっても、殺されると思っていた。

院の人間に捕まれば勿論、警察に捕まったとしても、結局は孤児院に戻されてしまう。

今まで出会った大人で、味方になってくれた人なんていなかった。警察だろうと帝国騎士団だろうと、信用なんて出来ない。

俺がいくら訴えても、聞く耳を持ってくれないだろう。

とにかく、誰も信じられなかった。何も考えず、ただひたすら、遠くに逃げた。

親に捨てられた俺は、帰る場所なんてなかった。

自分が何処に向かっているのかも分からず、ただ、走り続けた。