The previous night of the world revolution

乾杯の後、ルルシー達と談笑しているところに、アシュトーリアさんが俺達の前にやって来た。

「皆、パーティ楽しんでる?」

「あ、アシュトーリアさん。それはもう」

めちゃくちゃ楽しんでますが。

何せ、俺の気分は最高に良いからな。

「それは良かったわ。折角のお祝いだもの。たくさん楽しんでね」

当然、そのつもりである。

しかし、そうは行かないのが人気者の性。

「ごめんね、ルレイア。ちょっと頼みたいことがあるの。良い?」

「頼みたいこと…ですか?」

「こんなときにお仕事の話をするのは、気が進まないのだけど…。あなたにしか頼めないの」

「大丈夫ですよ」

面倒でない仕事なら、いつでも。

「落として欲しい娘がいるの。良いかしら?」

なぁんだ。そりゃ確かに、俺にしか頼めないよな。

「そんなこと、朝飯前ですよ。…で?誰を落とします?抱いて良いんですよね?」

「勿論OKよ。その娘なんだけど、今日ここに招待してるの。今勢いに乗ってる大企業のご令嬢でね。今のうちに味方に引き入れて起きたいわ」

成程。そういうことか。

それなら、お安い御用だ。

「そんな訳なので、皆さん。俺ちょっとお仕事してきます」

「行ってらっしゃい。成果を期待してるよ」

「またこうやって一人、ルレ公の毒牙に引っ掛かる女が増えるんだな…」

「頑張ってね、ルレイア」

アイズとアリューシャ、そしてシュノさんからの激励を受け。

…いや、アリューシャのは激励じゃないか?

とにかく、お仕事だ。

「行ってこい、ルレイア」

「はい、ルルシー」

俺の居場所は、いつだってルルシーの隣なのだから。

俺は、そこに帰るのだ。