The previous night of the world revolution

「ローゼリア女王についても…責任を持って進退を決めてもらわなければ…」

「辞めるしかねぇだろ。辞めるまで国民は納得しねぇよ」

「だが、その後誰が王になるか…」

「ゼフィランシアの罪をルシファーが背負ったんだから、本来その罪はゼフィランシアのものだろ。女王もろとも犯罪者だ。順当に行けば妹のアルティシア様だ」

ゼフィランシアに敬称もつけなくなったアドルファス。

もとはといえば、あいつが黙って大人しくしていなかったのが全ての元凶だもんな。

あ、全ての元凶は、隠し子なんか作った先王か。

「そう簡単に行くだろうか。ゼフィランシア卿が女王の実兄であると知れれば、貴族の間でもクリュセイス家の派閥が…」

「知ったことか。こっちはそんなことにかかずらってる余裕はないんだよ。王家のことは王家でなんとかしやがれ」

言うねぇ。胸がスカッとするよ、アドルファス。

まぁ最悪、しばらく王家なんかなくても、帝国民の生活には大した影響はないからなぁ。

国の政府はしょっちゅう揉めてるが、大抵の国民は、テレビを観ながら「また揉めてるよ」、と呆れたように言うだけだ。

これが長期のいさかいになれば国民にも影響があるが、そうでないなら気にすることはない。