移動中に調べてみたところ、彼女は現在、アシスファルト帝国有数の貴族であるウィンクロース家の嫁になっているらしい。
だから彼女の今の名前は、シャリヤ・ウィンクロースということになる。
あれだけ結婚したくない、と言っていたが…やはり逃げることは出来なかったか。
ウィンクロース家はアシスファルト帝国の帝都に、大きな邸宅を構えているらしい。
とにかく、彼女に会うにはそこに行くしかない。
行って、会えるかは分からないが…。
幸い、彼女がいるらしいウィンクロース家の邸宅はすぐに見つかった。
勿論俺はアポ無しで来ているのであって、何処の誰かも分からない人間である俺を、客人として迎え入れるはずがない。
ここのご婦人の知り合いだと言っても、まず信じてもらえないだろう。
だが、ここは俺の腕の見せ所である。
俺は、邸宅の正面ではなく裏から回って、こっそりと不法侵入を果たした。
そこから目をつけたのは、庭の手入れをしていた中年のおばさんだった。
下働きとしてここに雇われているのであろうその女性に、いかにも蠱惑的に話しかけた。
そして、シャリヤに対して、「三年ほど前に式典で会ったルティス帝国騎士が会いに来た」と伝えてもらうことにした。
俺の色気にやられたらしいおばさんは、快く承諾してくれた。
この辺は、俺の十八番である。
シャリヤが俺を覚えているなら、覚えていて、恩を感じているのなら…これで会えると思うが…。
まぁ、会える可能性は五分五分くらいだろうなと検討していた。
しかし、俺の心配は杞憂であった。
だから彼女の今の名前は、シャリヤ・ウィンクロースということになる。
あれだけ結婚したくない、と言っていたが…やはり逃げることは出来なかったか。
ウィンクロース家はアシスファルト帝国の帝都に、大きな邸宅を構えているらしい。
とにかく、彼女に会うにはそこに行くしかない。
行って、会えるかは分からないが…。
幸い、彼女がいるらしいウィンクロース家の邸宅はすぐに見つかった。
勿論俺はアポ無しで来ているのであって、何処の誰かも分からない人間である俺を、客人として迎え入れるはずがない。
ここのご婦人の知り合いだと言っても、まず信じてもらえないだろう。
だが、ここは俺の腕の見せ所である。
俺は、邸宅の正面ではなく裏から回って、こっそりと不法侵入を果たした。
そこから目をつけたのは、庭の手入れをしていた中年のおばさんだった。
下働きとしてここに雇われているのであろうその女性に、いかにも蠱惑的に話しかけた。
そして、シャリヤに対して、「三年ほど前に式典で会ったルティス帝国騎士が会いに来た」と伝えてもらうことにした。
俺の色気にやられたらしいおばさんは、快く承諾してくれた。
この辺は、俺の十八番である。
シャリヤが俺を覚えているなら、覚えていて、恩を感じているのなら…これで会えると思うが…。
まぁ、会える可能性は五分五分くらいだろうなと検討していた。
しかし、俺の心配は杞憂であった。


