The previous night of the world revolution

…まさか、命の危険を覚えるとは。

こんなところで。

「…出来た」

「…そうですか」

さすがの俺も、言葉が出なかった。

…さて、どうしたものか。





…場所は、シュノさんの自宅。

時刻は、午後七時過ぎ。

俺は初めてシュノさんの自宅を訪れていた。

セキュリティ万全の高級マンションの最上階で、部屋の中はすっきりと片付いて、壁紙もカーペットもピンクの、可愛らしい部屋であった。

非常に女の子らしい部屋である。

あちこちにぬいぐるみが置いてあり、そのぬいぐるみに囲まれるようにルーさんのケージが置いてあった。

俺の来訪に気づいたのか、ルーさんはケージをぺしぺし叩いていた。遊べ、とのお達しである。

触らせてくれるとのことなので、存分にもふもふさせてもらった。

部屋の趣味に関しては、まぁ俺が口出しすることではない。

で、どうして俺がシュノさん宅にいるのか。

それは、目の前のこれの為である。

真っ白な陶器のお皿の上に乗った、食べ物…の、ような何か。

決して食べ物ではないと思うんだ。

俺も昔から、ありとあらゆる料理を食べてきたけれど。

これは初めてだった。

これを食べ物だと言うと、古今東西全ての食べ物達に失礼だと思うけれど。

これは食べ物ではないと言えば、シュノさんに失礼なので。

俺はその間に板挟みにされて、何て言って良いのか分からない。

何なんだこれは。

本当に何なんだ。