傘下組織の一つが、『青薔薇連合会』へ献上するはずの金を横領しているというたれ込みが入り、その情報の裏付け捜査をする。
それが、今回のシュノさんのお仕事であった。
しかしこれが予想以上に難航した。
なかなか尻尾を出さない相手で、痺れを切らしたアシュトーリアさんは、俺にヘルプを要請した。
シュノさんと協力して、任務を遂行して欲しい、と。
そこで俺は、久々にシュノさんと共同でお仕事をすることになった。
「…今後の方針だけど、どうする?」
二人で作戦会議しようと集まって、彼女はまず俺に意見を求めてきた。
嬉しいことだ。俺に意見を求めるということは、それだけ信頼してくれているということだ。
『青薔薇連合会』に入ったばかりの頃は、信用の欠片もなかったもんな。
「そうですね…」
「色んな方法でアプローチしてみたんだけど、意外とガードが固くて…」
シュノさんが手こずるくらいから、相当の相手なのだろうな。
『青薔薇連合会』相手に横領だもんなぁ。それだけの覚悟と準備は出来ているということか。
「あちらさんのコンピュータにはアクセスしてみたんですよね?」
あちらのシステムに何か証拠となる情報が落っこちてないか、それは真っ先に調べてみたことだと思うが。
「うん。でも何も見つけられなかった。私にはあれ以上入り込むだけの技量はないから…」
「ふむ…。こういうときアイズレンシアがいてくれると有り難いんですけどねぇ」
彼はPCに強いからな。
彼の手にかかったら、俺がどんなエロサイトを巡回しているかも筒抜けだ。まぁ、エロサイト見ないけど。
そんなものに頼らなくても、毎日誰かから逢い引きのお誘いは来るから。
出向くのが面倒なときは手近なエリュシアで性欲発散出来るし。
まぁ、それはさておき『青薔薇連合会』一のハッカーたるアイズは、現在アシュトーリアさんの使いで、隣国アシスファルト帝国のとある組織のもとに出向いている。
つまり出張中だ。
だから、彼には頼れない。
俺も一応ハッキング技術はあるが、アイズに比べるとひよっこも同然だからな…。
仕方ない。
「…分かりました。ひとまず、俺に任せてくれませんか」
「…?出来るの?」
「まずは何事も、挑戦でしょう」
俺がやって駄目だったら、また考えよう。
それが、今回のシュノさんのお仕事であった。
しかしこれが予想以上に難航した。
なかなか尻尾を出さない相手で、痺れを切らしたアシュトーリアさんは、俺にヘルプを要請した。
シュノさんと協力して、任務を遂行して欲しい、と。
そこで俺は、久々にシュノさんと共同でお仕事をすることになった。
「…今後の方針だけど、どうする?」
二人で作戦会議しようと集まって、彼女はまず俺に意見を求めてきた。
嬉しいことだ。俺に意見を求めるということは、それだけ信頼してくれているということだ。
『青薔薇連合会』に入ったばかりの頃は、信用の欠片もなかったもんな。
「そうですね…」
「色んな方法でアプローチしてみたんだけど、意外とガードが固くて…」
シュノさんが手こずるくらいから、相当の相手なのだろうな。
『青薔薇連合会』相手に横領だもんなぁ。それだけの覚悟と準備は出来ているということか。
「あちらさんのコンピュータにはアクセスしてみたんですよね?」
あちらのシステムに何か証拠となる情報が落っこちてないか、それは真っ先に調べてみたことだと思うが。
「うん。でも何も見つけられなかった。私にはあれ以上入り込むだけの技量はないから…」
「ふむ…。こういうときアイズレンシアがいてくれると有り難いんですけどねぇ」
彼はPCに強いからな。
彼の手にかかったら、俺がどんなエロサイトを巡回しているかも筒抜けだ。まぁ、エロサイト見ないけど。
そんなものに頼らなくても、毎日誰かから逢い引きのお誘いは来るから。
出向くのが面倒なときは手近なエリュシアで性欲発散出来るし。
まぁ、それはさておき『青薔薇連合会』一のハッカーたるアイズは、現在アシュトーリアさんの使いで、隣国アシスファルト帝国のとある組織のもとに出向いている。
つまり出張中だ。
だから、彼には頼れない。
俺も一応ハッキング技術はあるが、アイズに比べるとひよっこも同然だからな…。
仕方ない。
「…分かりました。ひとまず、俺に任せてくれませんか」
「…?出来るの?」
「まずは何事も、挑戦でしょう」
俺がやって駄目だったら、また考えよう。


