The previous night of the world revolution

このときはまだ、そこまでルキハになんて興味はなかった。

演技だと気づいたのは、昔から姉に人を見る目を鍛えられていたから。それだけに過ぎない。

彼が演技する必要があるのなら、それは好きにすれば良い。

俺の干渉することじゃないし、ルキハにとってはクラスメイトに嫌われるのは避けたいことであると分かっている。

あとは彼の自由だ。

俺は勿論、そのことを周りにばらすつもりは欠片もなかった。

ルキハとは、それで終わりだと思っていた。

一時間後にはルキハのことなんて頭からすっかり消えていたくらいだ。

でも、その翌日。

俺にとってルキハは、ただのクラスメイトではなく。

…俺の、救世主となるのだ。