The previous night of the world revolution

『青薔薇連合会』のトップは、言わずもがなアシュトーリア・ヴァルレンシーである。

そしてその下には、複数名の幹部がいる。

幹部とは、アシュトーリアさんの秘蔵っ子と同義である。

現在の幹部は、四名。

アイズレンシア・ルーレヴァンツァ。

アリューシャ・ヘルフェンリッツ。

ルルシー・エンタルーシア。

そしてもう一人が、シュノ、という人。

俺はそのシュノという人のもとに、しばらくは所属することになるらしい。

「何でシュノ?ルル公で良いじゃん」

「さぁ…。アシュトーリアさんの考えることだから」

「…そのシュノさんって、どんな人なんですか?」

何気なくそう尋ねると、四人はしばし黙り込んだ。

え。何その沈黙。

なんだか、不穏な空気だぞ。

「悪い奴ではないんだけどね…」

悪い奴ではない、と言うと聞こえは良いが。

それってつまり、良い奴とは言えません、ってことだからな?

「良く言えば真面目。悪く言えば融通が効かない。そんな人だね」

言葉を濁すアリューシャの代わりに、アイズが端的に教えてくれた。

成程、そういうタイプか…。

クラスに一人はいる、委員長タイプだな?

「まぁ、話が通じないということはないから、少しずつ仲良くしてやってくれ」

と、ルルシー。

どうやらルルシーも、そのシュノという人とはやや苦手であるようだ。

これでも人付き合いはそれなりに上手いと自負しているのだが、どうなるか…。