実家の連中は、俺が学校でどんな目に遭っているか知らない。
知っているのは、俺が持ち帰った成績表の中身だけだ。
自分でもびっくりするくらい、酷いものだった。
これでよく進級出来たものだ。
悲惨な成績表を見て、母親は怒髪天突いて喚き散らしていたが、頭の中はそれどころではなかった為、何を言われても耳を筒抜けだった。
それより気になっていたのは、姉のことだった。
姉も休暇で家に戻ってくるだろう。そうしたら多分、この成績表を見るだろう。
そのとき姉は何て言うだろう?
それだけが気がかりだった。
…もう、誤魔化せないんだろうなぁ。
いじめられていることを、姉に言いたくはなかった。姉の前で俺は、いつまでも誇れる弟でありたかった。
でも、こんな成績で…誇りも糞もないよな。
何でこんなことになったのか、事情を説明しなければならないだろう。
それに俺も、もうメンタルはずたぼろだった。慰めてくれなくても良いから、せめて話を聞いてくれる人が欲しかった。
だから…姉には、正直に話すつもりだった。
姉なら、俺を否定することはないと信じていた。
ちなみに、母親に話そうなんて欠片も思ったことはない。母親は騎士官学校の教官共と本質は同じだった。しかも母は根っからのお嬢様育ちで、騎士官学校に通ったことがないどころか、剣を持ったことすらない人間なのだから。
話しても分かるはずがない。
理解してくれるのは、同じ学校に通っていたことのある姉だけだろう。
そう思っていた。姉なら俺を認めてくれると、疑っていなかった。
…疑っていなかったのに。
知っているのは、俺が持ち帰った成績表の中身だけだ。
自分でもびっくりするくらい、酷いものだった。
これでよく進級出来たものだ。
悲惨な成績表を見て、母親は怒髪天突いて喚き散らしていたが、頭の中はそれどころではなかった為、何を言われても耳を筒抜けだった。
それより気になっていたのは、姉のことだった。
姉も休暇で家に戻ってくるだろう。そうしたら多分、この成績表を見るだろう。
そのとき姉は何て言うだろう?
それだけが気がかりだった。
…もう、誤魔化せないんだろうなぁ。
いじめられていることを、姉に言いたくはなかった。姉の前で俺は、いつまでも誇れる弟でありたかった。
でも、こんな成績で…誇りも糞もないよな。
何でこんなことになったのか、事情を説明しなければならないだろう。
それに俺も、もうメンタルはずたぼろだった。慰めてくれなくても良いから、せめて話を聞いてくれる人が欲しかった。
だから…姉には、正直に話すつもりだった。
姉なら、俺を否定することはないと信じていた。
ちなみに、母親に話そうなんて欠片も思ったことはない。母親は騎士官学校の教官共と本質は同じだった。しかも母は根っからのお嬢様育ちで、騎士官学校に通ったことがないどころか、剣を持ったことすらない人間なのだから。
話しても分かるはずがない。
理解してくれるのは、同じ学校に通っていたことのある姉だけだろう。
そう思っていた。姉なら俺を認めてくれると、疑っていなかった。
…疑っていなかったのに。


