The previous night of the world revolution

アシスファルト帝国までの旅は、空路を使う。

騎士団のロイヤル専用機である。初めて乗った。

超プレミアムなファーストクラス。

オルタンスもアドルファスも、手慣れた様子で乗り込んでいたけれど。

俺は、ファーストクラスに自分なんかが乗って良いのかなぁと、搭乗口で二の足を踏んでしまった。

若い客室乗務員が何でもかんでもしてくれようとするので、あっ、済みません…とか、あっ、ごめんなさい…とか言いまくっていた気がする。

そわそわと落ち着きのない様子で飛行機に乗っている俺は、さながらお上りさんであった。

…しかし。

挙動不審になっていられた内は、まだ良かった。

最悪なのは、飛行機が上空に昇って30分ほどたった頃である。