The previous night of the world revolution

…?

倉庫の外に出ると、何故か姉さんと、アドルファスがいた。

しかも、何とも言えない張り詰めた緊張感が漂っていた。

いや、立てこもり現場なんだから和やかな雰囲気であるはずがないけども。

…これは一体何事?

「ルシファー殿!無事だったか」

リーヴァは心から安堵の声を出した。

「は、はぁ。そりゃ無事ですけど…」

命の危険を感じることは…別になかったが。

リーフリルさんが本当に起爆するなんて、全然思っていなかったから。

俺の隣で手を繋がれているリーフリルさんを見て、控えていた警官が彼女に手錠をつけようとしたが。

「やめてください。彼女には手錠をかけないで。それと…俺も同行するので、証言させてください」

怯えるリーフリルさんを守るように、俺はそう言った。

「ルシファー殿」

「そういう約束なんです。破ったら俺の童貞疑惑が世間に流れてしまうので」

「…疑惑も何も、真実だろ」

「あーあー、聞こえなーい」

アドルファスが何か言ってるが、俺の耳には何も届いていない。

「そんな訳なので、一緒に行きます。大丈夫。校舎内の爆弾ってのは嘘ですから」

そう伝えると、一同はほっとしたように胸を撫で下ろした。

「ルシファー、お前…」

姉さんは、険しい顔で俺を睨んだ。

あ、やべぇ。怒られる奴だ、これ。

「後で。後で聞きますから。まず彼女を送り届けさせてください」

「…」

こうなった姉さんからは逃れられないので、怒られるのは確定として。

まず、やるべきことを先に済ませなければならなかった。