The previous night of the world revolution

「…正義、ですか…」

正義って何なのかな。

辞書的な意味を聞きたい訳ではないだろう。そんなもの、聞くまでもなく辞書を引けば分かることだ。

「私には正義が分からない。何で…私だけがこんなに苦しい思いしなきゃならないのか、分からない」

「…リーフリルさんは何かに苦しめられてるんですね」

「毎日が不安で堪らない。自分なんかに何が出来るんだって考えてみても、何も思い付かないの。クラスメイトに、皆に…辛くあたられて」

「…クラスメイトに?」

「…うん」

リーフリルさんの大きな瞳に、涙が滲んだ。

どうやら彼女を悩ませていた原因は、そこにあるようだった。