「良く、枕とかで練習する感じかな?」
「え?」
私は聞き返す。
「何かさ、いつかのキスの為にって練習したことあるんだけど……そういう感じでしょ?現実ではしたことなかったけど」
蒼がそんなこと言うとは思わず、ビックリした。
なんか、想像すると笑える。
けど、私は大事にしてた
蒼のいつか=ファーストキスを奪ったんだ。
寝てる時になんて、最低すぎる。
卑怯すぎて…
「ごめんね……本当に私も何でキスしちゃったのかわかんなくて…どうか忘れて」
心を込めて言った。
私は何で…蒼は大事な友達なのに…
蓮君がいるのに……彼氏がいるのに。
頭が上手く働かない。
ただ、蒼に触れたかった…触れてみたくなったんだ。
「謝んないでよ。
俺は忘れないけど…
困ったらいつでも蓮のこと相談に乗るから。
何でも言って。
出来ることは何でもするし。
さっきのも絶対言わないから」
私は蒼の言葉に頷くだけだった。
蒼の気持ちがわかった気がした。
もうきっと、私のことなんか好きじゃないんだ。
だから、あんな風に言える。
私だったら、好きな人の恋愛相談なんか乗れない。
聞きたくないよ。
好きな人の恋人の話なんか聞けないよ、
複雑で辛くて。
どんな顔したらいいかわからないよ。
私は心が狭い。
友達なんだ。
蒼は大事な友達なんだ。
「え?」
私は聞き返す。
「何かさ、いつかのキスの為にって練習したことあるんだけど……そういう感じでしょ?現実ではしたことなかったけど」
蒼がそんなこと言うとは思わず、ビックリした。
なんか、想像すると笑える。
けど、私は大事にしてた
蒼のいつか=ファーストキスを奪ったんだ。
寝てる時になんて、最低すぎる。
卑怯すぎて…
「ごめんね……本当に私も何でキスしちゃったのかわかんなくて…どうか忘れて」
心を込めて言った。
私は何で…蒼は大事な友達なのに…
蓮君がいるのに……彼氏がいるのに。
頭が上手く働かない。
ただ、蒼に触れたかった…触れてみたくなったんだ。
「謝んないでよ。
俺は忘れないけど…
困ったらいつでも蓮のこと相談に乗るから。
何でも言って。
出来ることは何でもするし。
さっきのも絶対言わないから」
私は蒼の言葉に頷くだけだった。
蒼の気持ちがわかった気がした。
もうきっと、私のことなんか好きじゃないんだ。
だから、あんな風に言える。
私だったら、好きな人の恋愛相談なんか乗れない。
聞きたくないよ。
好きな人の恋人の話なんか聞けないよ、
複雑で辛くて。
どんな顔したらいいかわからないよ。
私は心が狭い。
友達なんだ。
蒼は大事な友達なんだ。



